院長の挨拶

院長の挨拶

院長

当院は1990年(平成2年)に東京都が設置し、公益社団法人東京都医師会が指定管理者として運営する公設民営病院であり、今年で開院満34年となりました。開院当時は、都内にはリハビリテーション専門病院がほとんどありませんでしたが、当院は東京都のリハビリテーション医療供給の中核施設として、「広域を対象とした高度専門リハビリテーション医療の提供」、「リハビリテーション医療の教育研修及び研究活動の推進」、さらには東京都の区東部医療圏(江東区、江戸川区、墨田区)を中心とした「地域におけるリハビリテーション医療と福祉・介護の充実・進展」を基本方針に掲げ、これらに寄与してまいりました。
患者さんには、数多く在籍するリハビリテーション専門医を中心に、ベテランから新人までバランスよく在籍しているセラピスト(PT、OT、ST、臨床心理士)や認定看護師を含む経験豊富な看護師、さらにMSW、管理栄養士らとともに多職種連携チームを結成し、患者さん一人ひとりに最適、最善な全人的リハビリテーション医療を行っています。
また、当院は東京都から区東部地域リハビリテーション支援センター事業を委託されており、地域リハビリテーション推進科を中心に都内12の支援センターのセンターオブセンターの役割を担うべく、区東部地域の協力病院とともに区単位での地域リハビリテーション医療の支援活動を行っています。
来年到来する団塊の世代の方々が後期高齢者となる2025年問題に対処すべく、当院が先頭に立って超高齢社会の回復期医療を支えていかなければなりません。当院は東京都における地域包括ケアシステムの構築をサポートするとともに、都におけるリハビリテーション専門病院の魁として都民の皆様の期待と信頼に応えるべく職員一同、運営理念に掲げる「リハビリテーションを通して患者さんが生きる喜びと希望を抱き、充実した人生をおくられるよう、医の原点に立った心温まる医療を提供し、福祉・介護との連携推進をはかる」の実現に全力で取り組んでまいります。
今後とも、皆様方のあたたかいご支援ならびにご理解をよろしくお願い申し上げます。

院長 新井 康久

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